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Posted by Eri Minami - 2014.10.08,Wed
42日目をとばし(ラスト2つのマルモッタン&市立近代美術館&荷造りの一日) 笑

四十三日目

長い長い飛行時間を経て、ようやく家族のもとへ☆

家族と感動の再会!!

やっと子どもたちをぎゅ〜!!できました☆

長々と私のフランス日記にお付き合いいただきありがとうございました。

今はしばし帰国後の雑務に勤しみます。
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Posted by Eri Minami - 2014.10.05,Sun



午前中、グランパレで、北斎展を見に行った。


日本人として恥ずかしながら、私は北斎天才ぶりを、


ちゃんと分かってなかった。。

もう、すごかった。


若い時から晩年に至るまでの作品が700点以上展示してあって、


パリでは過去最多の作品数だそう。


風景、宗教画、北斎漫画、春画を含めた風俗画、に至るまで、もう、ありとあらゆるもの、


森羅万象を描いている。


その大展示の最後に北斎の言葉が記されてあった。

以下、wikipediaより

六才より物の形状を写の癖ありて 半百の此より数々画図を顕すといえども 七十年前画く所は実に取るに足るものなし

七十三才にして稍禽獣虫魚の骨格草木の出生を悟し得たり

故に八十六才にしては益々進み 九十才にして猶其(その)奥意を極め 一百歳にして正に神妙ならんか 百有十歳にしては一点一格にして生るがごとくならん

願わくは長寿の君子 予言の妄ならざるを見たまふべし

「私は6歳より物の形状を写し取る癖があり、50歳の頃から数々の図画を表した。とは言え、70歳までに描いたものは本当に取るに足らぬものばかりである。(そのような私であるが、)73歳になってさまざまな生き物や草木の生まれと造りをいくらかは知ることができた。ゆえに、86歳になればますます腕は上達し、90歳ともなると奥義を極め、100歳に至っては正に神妙の域に達するであろうか。(そして、)100歳を超えて描く一点は一つの命を得たかのように生きたものとなろう。長寿の神には、このような私の言葉が世迷い言などではないことをご覧いただきたく願いたいものだ。

北斎、かっこ良すぎる。。

自らを画狂老人卍と称す。

北斎の生活ぶりは不衛生極まりなく、無作法で、

お金にも無頓着な為にずっと貧乏暮らしだったそうだけど、

なぜか作品には気品と凛々しさ、そして誠実さを感じる。

気位が高く、権力でも富でも動かない人物であったという、

描き手としてのプライドと、とてつもないその意識の高さ、

そして描く上においての謙虚さに、感動する。

会場は、やはり混んでいたけれど、

見られないほどではなかったので、早めに言ってよかった(それでも40分待ち)

その後画廊へ。

ここへ来るのは今日で最後。

今までなかなかゆっくりお話しできなかった画廊のヴァレリーさんと、

始めてちゃんといろいろ話せた。

日本人より日本のカルチャーシーンを知り尽くしているんじゃないかというほど

よくご存知でした。

小津映画から黒澤まで、

さらには先日「サムライ」というタイトルの、鎧兜や能面や、

また当時の侍を撮影した本物の写真を展示した企画展をある美術館に見に行った!

トテモキレイデシタ!!と教えてくれた。

なんか。。やっぱりうれしい。。

でも日本語勉強中のヴァレリーは、私に合わせてくれて、ネットで何度も何度も

単語を翻訳しながらの日本語での会話だったので、帰りには、

「ニホンゴ、ツカレマシタ~」とほんとになんか申し訳なかった。。

デモ、ハナセテウレシカッタデス!と最後は笑顔でお別れの挨拶。

アトリエに戻ると夜九時、夜に失礼かと思いながら、ナジャ、ジョホー夫妻のところに、

お礼の品とお別れのご挨拶をしにピンポン。

変な入れ違いがあっての、約3週間のブランクを感じさせない、

温かい夫婦揃ってのウェルカムぶりに、フランス人の神髄を見る。

またまたナジャのおいしいモロッコ料理をご馳走になり、おいしいワインに

さらにブラックベリージャムをのチーズをのせて食べるとトレビアン!

私の、「このジャム買って帰りたい、どこで買える?」との質問に、

じゃあ明日一緒に買いに行く?とナジャがまた誘いかけて、

ジョホーが明日は~だからだめだよ、と止めに入る 笑 

あ!そうだったわ!みたいなやりとりがあって、、、

フランス人、決して悪気はないことがよくよく分かった。

言葉が分からない外国人の自分と、一生懸命分かるようにコミュニケーションとろうとしてくれる、

ほんっとにありがたいし、やっぱりすごくうれしい。

フランスで私に関わってくれた人々、メルシーブーク。。。

ってまだあと一日あるんだけど。



Posted by Eri Minami - 2014.10.04,Sat



ついに40日目。

あともう少しで子どもたちに会える!!

午後から画廊に顔を出す。

今回本当ににお世話になったgalerie nichido paris 店長の崇子さんと、

夜は日本人シェフのフランス料理店でお食事に。

フランスと日本の違いについていろいろ話す。

今の美術界でのあれこれ、私が予々感じていた事と、

崇子さんも同じ認識を持ってみていらっしゃって、

ちょっとうれしかった。

それというのは、だんだん美術がただの商売になってきちゃっているという事。

そして今もてはやされている日本人作家として有名になっている現代アートと言われる作品たちに、

本当の芸術性はあるのか?ということ。

だいたいポップアート、ウォーホールだとかデュシャンだとか、あの辺から本当に
その作品自身の中に芸術性よりも、画期的で、うまく論理付けできればokみたいになってきてしまっている。

私に言わせれば便器はだたの便器。
なんだかもう裸の王様みたいに見えてしまう。
みんなが最初え??これただの便器でしょ!って賛否両論あってまだまともだった感覚が、
だんだん だんだん その見方 古いよ!これがアートなの!とかってへんな認識がみんなに
浸透してしまって、それでもうこれはただの便器っていいずらいような状況。


めずらしくて突飛だから受ける。
誰もやったことないからおもしろいっていうところが特化されて評価する流れが
その辺からずっときている。
ただ奇抜でおもしろいから、お金持ちの人がアクセサリー的にコレクションする、
あと投資目的だとか。。

それからフランスと日本のテレビ番組の内容について。

とにかくフランス人は討論、理論が好き、

テレビ番組はだいたいあっても討論番組、ニュース、ドラマ、映画、がほとんど。

日本みたいにあんなふざけた番組はない、

ああいうものの戦後日本のぐだぐだになって精神も文化もふにゃふにゃになっちゃったものが

結局今日本のアートとしてアニメだとかの媒体が浮世絵からだとかうまいこと理論付けだけ

されてしまって、世に出てこれが日本のアートだと認識されてしまっている。

おそらく浮世絵、日本画、フジタ、今のポップなマンガチックな作品たち。

というのがだいたい国外でも知られているところだが、

そこには決定的に(私はフジタがその境だと思う)

その作品に内在する精神文化の乖離があると思う。

戦後、その芸術性における精神は分断されたまま、全く受け継がれてはいない。

と、いったふうに、

そこにどうしてもそれらが世界でそれが日本のアートだと受け入れられている現状が、

同じ日本人作家としては全く納得できない自分が、

なんとかそこを繋げて、本来の日本人が持つ気品であったり、美を愛でる精神であったり、

侘び寂びにみるような、そういった物腰であったり、、をなんとか

今の日本人の表現としてうまく作品に表す事ができないかーという思いで

常々制作に勤しんでいて、

そこをちゃんと崇子さんはニュアンスとして汲み取って感じ取ってくださっていて、

今回のパリでの個展を企画してくださった。

それが何よりうれしかった。

という晩でした。

帰りはシャンゼリゼから28番線のバスに乗って夜の輝くエッフェル塔を見ながら帰りましたとさ。

写真は店長の崇子さんと、絵の具をくれた作家のジョンさん。

Posted by Eri Minami - 2014.10.03,Fri



今日はバスで画廊周辺まで行ってみる。

先日から徒歩と自転車で回っているのとちょうど同じコースを辿る28番線の存在を教えてもらい、

まずはポルトドオルレアン駅のその線のバス乗り場を探す、

駅周辺でいろんな人に尋ねながらようやく28番線バス乗り場に到着!

乗ってみるとやっぱりメトロより、ご年配の方の乗車が多いような。。

全体的に落ち着いた雰囲気です。

眺めもいいし、なによりラクチンなので、残りの数日は

アトリエからポルトドルレアンまでは自転車で、そこからバスだな、

と最後の数日で最短で楽ちんで安心なベストの移動方法が分かる。(遅い)

緊張しながらも、まだ初日のヴェルニサージュ(日本で言うオープニング たぶん)開始には

時間があるので、近くのプチバレの美術館に入ってみる。


 
こんな二人や

こんな人に出会う。
癒されてしばし緊張を忘れる

さて、、、そのあと再び押し寄せる緊張。いざ会場へ。。

と、そこで友人からうれしい花束の贈り物!

なんだか会場の雰囲気がぱっと華やいでとても有り難かった。

そしてその花束を写真に収めたところでデジカメの充電切れ。。

なんということ。


 

画像は搬入の日に撮った会場の様子。

午後六時頃から人が集まってくださり、なんだかデザイナーの方やら同じく作家の方、

また業界人という感じの方から、もうその華やかさにどぎまぎしてしまった。。

ほんとにこんな見も知らない私の作品展に足を運んでくださるなんて、

なんとありがたい事だろうかともう感謝の気持ちでいっぱいだった。

言葉がわからないのがもどかしかったけれど、

概ねご好評をいただいたようで、ひとまずほっとした。

ビアン!!といってさらりと帰る方もいれば、

一時間~二時間ほどゆっくりといらっしゃっるマダム二人組もいたりで、

みなさんかならず何らかご感想をくださる。

日本人とギャラリーとの接し方、見方も違うなあと思った。(なんだかこなれている感じ)

その後画廊の関係者の方々とお食事へ。

スシあり、ハンバーガーあり、イタリアンありのなんでもレストランで。

深夜12時帰りはタクシーで帰宅。

Posted by Eri Minami - 2014.10.02,Thu



今日はおでかけ日!

ロダン美術館とエッフェル塔へ行った。

登録にちょっと手こずったけどなんとかそのレンタル自転車、ヴェリブにも乗れた。

今日はほぼヴェリブで移動。

最初の30分間は無料でそのあと60分で1ユーロという感じで加算されて行くので、

30分おきに近くのステーションで乗り換えれば無料でいける!
ということなんだけれど、、

しかしこのヴェリブ、パンクしてたりチェーン外れてたり、とにかく故障車も多いし、

なんだかんだで今日はたぶん7、8台は乗り換えた気がする。。
どれも乗り心地が違う!!

しかもそのたび番号入力しないといけなくて結構めんどうなので微妙に時間をとられる。
ステーションも、見つからなくはないけど、
見つけるのもちょっと苦労したりしなかったり。。という感じだった。

日本と違って結構自転車の交通ルールが厳しくて、車道を行かなければならないっていうのが

かなり心配だったけれど、直進、右折する分には思ったよりまあ大丈夫だった。

でも日本と車線が逆なので、左折がかなりの難関で、
車に混じって道路の真ん中に出て左折するなんて

私には怖すぎて、そのときは歩行者に混じって自転車を降りて横断歩道を渡って左へ、、

一方通行も多いし。。

うーんそんなこんなであまりスムーズに進めないので、

最終的に所要時間は徒歩とあまり変わらなかったような。。。

まあでも、そのステーションで同じくヴェリブ使おうとしてる他の旅行者の人や、
地元の人が「それチェーンダメよ」とか言ってみんな教え合ったりして、

そういうコミュミケーションが生まれるのは楽しい。

うん、まあ、うまく使えばいいかなという感じだった。

でも今日はお尻が痛い。


今日の目的地の

ロダン美術館、とてもよかった。

横になれる椅子が中の公園に置いてあって、実際横になってみると本当に気持ちがよかった。

青々とした高い木々とその向こうに、青い青い空と雲が浮かんでいた。

個人美術館はこじんまりしていて人も少ないし、ゆっくり楽しめるのでいい。

そしてロダンの天才ぶりもよくよく分かった。

でっかい手とかでっかいお尻とかあって、おもしろい!一人ちょっとニヤッとしながら進む。

そして館内へ。教科書でよく見るゴッホのタンギー爺さん、あなたここにいたのね!


そのあとパリの象徴エッフェル塔へ。
近くで見ると細い線がかっこよかった。

記念撮影しておこうと自分で撮ってみた。けどうまく入らず結局人に頼む。
アメリカ人カップルが快諾してくれパシャリ。
センキュー!!といって彼らと別れた後

見てみると逆光。。

もうあきらめる。

観光客がいっぱいだった。

パリ市内は人もみんな親切。

でも車の排気ガスがすごい。

画廊の人が言っていたはずだなと思った。

今日は自転車移動だったので特に感じた。
徒歩でのんびり公園を渡り歩いていくというほうがいいような。。

東京もパリもいっしょだな。これが都会のニオイなんでしょか。

テロに遭う事もなく、無事今日もアトリエまで帰ってこられました。

(でも朝モンパルナス駅は迷彩服の銃を抱えた警備の人が数人いた)
神様ありがとう!!
明日はバスで画廊までいく予定!

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PROFILE
HN:
Eri Minami
年齢:
42
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性別:
女性
誕生日:
1982/09/24
職業:
絵描き
趣味:
写真
自己紹介:
2児の子をもつ絵描きです。日々のいろいろなことを徒然なるままにぽつりぽつりと書いていきます。
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