忍者ブログ
Posted by - 2025.07.27,Sun
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

Posted by Eri Minami - 2014.10.04,Sat



ついに40日目。

あともう少しで子どもたちに会える!!

午後から画廊に顔を出す。

今回本当ににお世話になったgalerie nichido paris 店長の崇子さんと、

夜は日本人シェフのフランス料理店でお食事に。

フランスと日本の違いについていろいろ話す。

今の美術界でのあれこれ、私が予々感じていた事と、

崇子さんも同じ認識を持ってみていらっしゃって、

ちょっとうれしかった。

それというのは、だんだん美術がただの商売になってきちゃっているという事。

そして今もてはやされている日本人作家として有名になっている現代アートと言われる作品たちに、

本当の芸術性はあるのか?ということ。

だいたいポップアート、ウォーホールだとかデュシャンだとか、あの辺から本当に
その作品自身の中に芸術性よりも、画期的で、うまく論理付けできればokみたいになってきてしまっている。

私に言わせれば便器はだたの便器。
なんだかもう裸の王様みたいに見えてしまう。
みんなが最初え??これただの便器でしょ!って賛否両論あってまだまともだった感覚が、
だんだん だんだん その見方 古いよ!これがアートなの!とかってへんな認識がみんなに
浸透してしまって、それでもうこれはただの便器っていいずらいような状況。


めずらしくて突飛だから受ける。
誰もやったことないからおもしろいっていうところが特化されて評価する流れが
その辺からずっときている。
ただ奇抜でおもしろいから、お金持ちの人がアクセサリー的にコレクションする、
あと投資目的だとか。。

それからフランスと日本のテレビ番組の内容について。

とにかくフランス人は討論、理論が好き、

テレビ番組はだいたいあっても討論番組、ニュース、ドラマ、映画、がほとんど。

日本みたいにあんなふざけた番組はない、

ああいうものの戦後日本のぐだぐだになって精神も文化もふにゃふにゃになっちゃったものが

結局今日本のアートとしてアニメだとかの媒体が浮世絵からだとかうまいこと理論付けだけ

されてしまって、世に出てこれが日本のアートだと認識されてしまっている。

おそらく浮世絵、日本画、フジタ、今のポップなマンガチックな作品たち。

というのがだいたい国外でも知られているところだが、

そこには決定的に(私はフジタがその境だと思う)

その作品に内在する精神文化の乖離があると思う。

戦後、その芸術性における精神は分断されたまま、全く受け継がれてはいない。

と、いったふうに、

そこにどうしてもそれらが世界でそれが日本のアートだと受け入れられている現状が、

同じ日本人作家としては全く納得できない自分が、

なんとかそこを繋げて、本来の日本人が持つ気品であったり、美を愛でる精神であったり、

侘び寂びにみるような、そういった物腰であったり、、をなんとか

今の日本人の表現としてうまく作品に表す事ができないかーという思いで

常々制作に勤しんでいて、

そこをちゃんと崇子さんはニュアンスとして汲み取って感じ取ってくださっていて、

今回のパリでの個展を企画してくださった。

それが何よりうれしかった。

という晩でした。

帰りはシャンゼリゼから28番線のバスに乗って夜の輝くエッフェル塔を見ながら帰りましたとさ。

写真は店長の崇子さんと、絵の具をくれた作家のジョンさん。

PR
Comments
無題
料理の世界も同じです!
美食家達はあらゆる料理を食べ尽くして、新しい食材や調理法を求め、次は北欧料理、今は南米が熱い!と次から次へと話題が変わって。
新しく革新的なレストランが次々と世界の話題になるけれど、なんだかもう科学実験のような料理もあって、うーん、、と思うところも。
結局クラシックな料理が一番美味しかったりするんですよね。
絵画も料理も何か通じるものがあるといつも思います。

そしてえりさんの絵、本当に素敵!見にいけなくて残念です。
遅ればせながら個展の開催おめでとうございました^^
お子さん達に会えるのが待ち遠しいですね!
Posted by 香南子 - 2014.10.06,Mon 05:34:49 / Edit
香南子さん!!
メッセージ遅れましてすみません。。
そうなんです、なんだかもうおもしろければ、目新しければいいというような。料理の世界もそうなんですね!始めて知りました。
名画はそれを人々に知らしめるべく
Posted by minami - 2014.10.17,Fri 12:20:39 / Edit
すみません、続きです。
その作品にまつわるドラマチックなストーリーだとか、作家の特異性も強調されますが、やっぱり名画は名画たるゆえんをその作品自体が備えていて、その作品そのものがすごいんですよね。

でも私は今よくもてはやされているような作品に、深みも何も感じないし、心震わせられるような感動も一切覚えない。

なんだかチープでポップで、品も何もない。ましてや精神世界の奥行きなど何も感じない。

本当に人が自然と求めるものは、慣れ親しんだ味だったり、もっと身近な、心落ち着く美しさだったりすると思います。

私も帰ってきて、やっぱり言ってしまいました。「やっぱりお味噌汁に白ご飯が一番!」って笑

もっと香南子さんとプロの料理の世界の話、お聞きしたいです!またほんとにゆっくりお話しできる機会があればなあと思います!!このご縁に感謝です。(^^)
Posted by minami - 2014.10.17,Fri 12:41:20 / Edit
Post a Comment
Name :
Title :
E-mail :
URL :
Comments :
Pass :   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
CALENDAR
06 2025/07 08
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31
FREE AREA
COMMENT
[02/06 スーパーコピー オーバーホール 値段]
[02/06 スーパーコピー モンクレール]
[02/06 スーパーコピー 時計 名古屋]
[02/06 スーパーコピー シャネル シュシュ]
[01/09 美浪恵利]
ときどき日記
TRACK BACK
PROFILE
HN:
Eri Minami
年齢:
42
HP:
性別:
女性
誕生日:
1982/09/24
職業:
絵描き
趣味:
写真
自己紹介:
2児の子をもつ絵描きです。日々のいろいろなことを徒然なるままにぽつりぽつりと書いていきます。
MOBILE NIKKI
SEARCH
THE OLDEST NIKKI
カウンター
忍者ブログ [PR]