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Posted by Eri Minami - 2014.08.29,Fri

朝家族とのテレビ電話。
娘がママ、なんで帰ってこないのと言わんばかりにこちらを悲しそうな目でずっと見つめる。

(まあちょうどご機嫌斜めでぐずぐずのときだったのもあるようだけど)


つらくなる。

このつらさを無駄にしない、跳ね返すくらいのものを収穫してこなければ!

パリで便利な交通手段と言われている1つ、メトロは、
スリが多いし、場所に寄ったらジプシーが多かったりだから気をつけてと本にあったので、
実は内心少々メトロに乗るのが怖かった。

が、いつまでものこ部屋で閉じこもっている訳にはいかない!!

心を奮い立たせ、今日は長年思い焦がれたオランジュリーに行く。

行けたらオルセーも!

最寄り駅のポルト ドルレアン駅まで私の足で歩くと20分強かかる。
途中雨が降ってきて傘をとりに帰ったり、不慣れな部屋の鍵に悪戦苦闘したり、、、
一度アトリエを出てから約1時間後、ようやくポルトドルレアン駅に到着。
そこでなんとかカルネ(回数券)購入。
逆方向に向かったり戻ったりしながら紆余曲折を経て、
なんとかなんとか、念願のオランジュリー到着!

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Posted by Eri Minami - 2014.08.28,Thu


ようやく少し慣れてくる。

朝食も卵を焼きケチャップをかけるともういつもの味だ。

そしてお決まりのバナナにパンでばっちりだ。

冷蔵庫に、小さな冷凍庫もついていたことが発覚し、昨日の貴重な白米も、冷凍した。

ドライヤーも用意してくれた。

だんだん生活が落ち着いてきた。

この日は画廊の方と、その友人作家のジョンさんが

マランという画材屋さんに連れて行ってくれた。

なんでもジョンさんはそこの常連客で、15%オフで買うことができるという。

今日の買い物はジョンさんの買い物で、ジョンさんが財布を忘れたため

私が代わりにカードで払うという小芝居を打つ。

店の人も少々怪しんで?いたけれど、
なんとか割引でお目当てのものを買わせてもらうことができた。
日本の画材店に比べると随分とおしゃれで洗練された雰囲気のお店でびっくりした。
(画像はその画材店。絵の具の形をした看板キャンバスの木枠を持った人の像が立っている)

これで画材はほぼ揃った。

あとは。。。パネルの到着を待つのみ。

前もってパネル作成はお願いしていた。

バカンス前に作ってくれたのでもう完成はしているのだという。

でも配送関係がまだバカンス中で、届くのは9月に入ってからなんだそうだ。

なんだかフランスってなぜこういうことになるのか、なんとなくこちらでいると分かる。

だって今この8月末の時点で、朝ちゃんと明るくなってくるのは8時~9時、

夜は8時くらいになってようやく日本の夕方5時くらいの日の落ち具合になる。

日本人が時間にきっちりなのは、朝、「おひさま!おはよ~!」ってな具合に

日の出とともに目覚め日が暮れるころに帰り、夜の支度をするという、

体内環境に適した状況が自然と用意されているからなんじゃないかと思う。
(もちろん帰宅時間は大人はまちまちだけど、朝は皆同じ)

日本時間(家族との電話のため)と、こちらの時間と時計を二つ用意して、

手作りカレンダーを壁に張りつけると、ようやく時差ぼけも直ってきた。
やはり基軸を決め、計画を立てるのは大切である。

パネルが届くまで、明日から行きたかった場所に繰り出すことにする。

Posted by Eri Minami - 2014.08.27,Wed


二日目は部屋を一通りぞうきんで水拭きから始まった。
部屋はきれいにしてくれてあったがやはり気持ちの問題なのか分からないが、 拭いてすっきりした。これでやっと少し愛着のようなものが部屋に湧いたような気がする。

部屋は基本土足だがなんとなくやはりベッドルームは落ち着かないので、
スリッパのみと自分で決める。
キッチンは日本のご飯屋さんの厨房の床のような作りでどうしようもないので、
仕方なく土足とした。
アトリエはまあだいたい大学の研究室の雰囲気と同じなので 靴でも全く違和感なく広くて快適な感じ。

画像は二日目の朝食。画廊の方が到着後翌日の朝用に買っておいてくれたもの。 (昨日は夕方着いて、買い物に行く時間がなかったから) オレンジジュースはどこで飲んでもこの味なのだとほっとする。 チーンと飛び出すトースターがあり期待通り焼けてチーンと飛び出してくれた。 私はデジカメが苦手である。この画像もうまくとれてない。おいしそうにとれない。

一通り足りないものをチェックして買い物に向う。目指すは近所のスーパー。常温で売られている牛乳を実際生で見て驚く。なぜ??腐らないの??
しどろもどろでレジを済ませなんとか買い物クリア。
一度部屋に戻り昼食。ランチはスタバのコーヒーとサーモンベーグル。これなら違和感なかろうと思い購入したのだが。スタバのコーヒー、飲むとなんだか香料?香水のような感じ。買った牛乳もなんとなく脂肪分が多く感じでおいしくない。これ、、飲めない。。

その後午後からまた近所のショッピングモールに行き、残りの足りないものを買う。
H&M、初めて入ったのがフランスというなんたること。でもそんなにいいかな?
途中中東系?の顔をした少年3人に、「ニーハオ」とおちょくられるが無視する。
「こんにちは」とかえしてやればよかったと帰ってきて思う。
その夜は早速日本から持ってきたお湯を流し込むとできる白ご飯とインスタントのお味噌汁と、ささみと人参とタマネギを甘辛に醤油と砂糖で炒めたものを作って食べた。
インスタントのお味噌汁にどれだけ本当に食べた心地を感じたことか。。
自分がこんなに食べ物の味に敏感とは思わなかった。
今からこんなでどうするの?これも慣れかしら。。。

Posted by Eri Minami - 2014.08.27,Wed


降りしきる雨の中無事アトリエに到着すると画廊の方がちょうど着いたところだった。
部屋を一通り案内してもらう。天井の高い広いアトリエ。こんなところを一人で使えるなんて。。。なんて贅沢なんだと感動する。キッチンも割と広く、何よりかわいい。そしてベッドルームにはダブルベッドとシングルベッド二つ並んでいる。(悩んだ末その晩はダブルベッドで広々寝ることにした。)洗濯機が壊れていて、今度の土曜新しいのを付けにきてくれることになっている。お風呂場の電気も点かなかったが、ベッドルームのスタンドの電気を持ってくるととってもいい感じになった。
アパートの目の前は公園でなんだかよい雰囲気である。子ども用の遊具を置いた一角もある。子どもたちも一緒に連れてこられたんじゃないかと思うが、アトリエに着くまでのいろいろを考えるとやはり一人できてよかったのかとも思う。

夜、夕食に向う前に、画廊の方のご主人(写真家)のアトリエにも案内してくださった。
画像は彼の広い広い広いアトリエからのある窓からの眺め。
エッフェル塔も見えたりと、パリの町を一望できてしまうこれまた贅沢なアトリエでした。作品をいろいろと見せてくれ、彼の作品には日本の自然を題材としたものも多く、自分の表現したい世界観と少し重なる部分もあり、とても目を楽しませてもらった。

夕食はレバノン料理をご馳走になる。人生初のレバノン料理。ピタみたいな生地にお豆のペースとやお肉の和え物などをのせて食べる。スパイシーで刺激的であった。
こちらはやはり基本小麦粉由来のものが多い。
さっそく日本食が恋しくなる。。

その晩はもう勢いで一通りスーツケースのものを片付け、ようやくお風呂に入り、ベッドに入るとすぐに眠りについた。

長い長い一日目が終わる。



Posted by Eri Minami - 2014.08.27,Wed
 

1日目 
家族に見送られ関空を発つ。3歳の娘はまだどのくらいの期間母が不在かは分かってない様子。帰ったらプリキュアの映画見に行こうねといってハグと両手タッチでで別れる。6歳の息子はさすがに一ヶ月半の長さを分かっているようでなかなか離れない。本当に振り切るのがつらかった。。夫と実家の母によくよく二人を頼み出国審査へと向う。

結局作品は自分で運ぶことにした。この数ヶ月描きためた作品をくるくると巻いて業務用?ラップでくるみさらにそれを124×直径20センチのボイド管に入れ、背負えるようにした。(梱包手伝ってくれた夫と母に感謝)なにかどこかのテロ犯のような出で立ちに。。でも日本人女子ということで?なんの疑いもかけられることなく無事飛行機に乗る。機内では白人、黒人、アラブ系っぽい人、アジア系、それぞれ同比率くらいの人々がのっていた。空港についてからはタクシーでアトリエに向うことになっていて、そこでパリ日動画廊の方と待ち合わせるすることになっている。空港についてタクシーに乗ることを想像すると、(この大荷物でよたよたしながらの日本人女子一人旅というなんと狙われやすい条件か、、)そして隣と前隣、斜め前隣は黒人男性という席で、緊張してうかうか眠れなかった。機内では3つも映画を見る。ずっと見たかった、松たか子の「小さなおうち」。おもしろかった。そう、私がおばあちゃんから聞いたのも、こういう戦時中の雰囲気だった。教科書でなくて、これが本当の日本だっただろうなとかいろいろ考える。(帰国したら小津安二郎作品の「東京物語」を見たい。)後の二つはおしゃれパリ映画みたいなの。たぶん有名なもの。フランス語で分からないので雰囲気だけ楽しむ。

約12時間かけてその日の夕方シャルルドゴール空港に到着。スーツケースとともに預けたボイド管とも無事再会。(涙)お金を盗まれるより何よりこれが紛失してしまうのを一番心配していたので相当ほっとする。
そこからタクシー乗り場を探す。途中アラブ系の紺色のスーツ着た男性から「Taxi?」と声をかけられる。真摯な感じでこちらですよとエスカレータに誘導され、中にはエアフランスのバッジをつけた素敵な白人女性が同じ紺色のスーツで乗っていて笑顔だったのでこの彼もきっと空港の人かなと思う。おりたところは上に白いTAXIと書いたプラカードをつけた黒光りしたベンツやらアウディやらの車が並ぶ場所。その人は私の荷物を優しく車に載せようとする。「あれ?やっぱりおかしい!」このときようやく気づく。正規のタクシーの運ちゃんは荷物を載せてくれないし、日本みたいにはドアも開けてくれないので自分で開けると本には書いてあった!しかし彼はジェントルマン風にドアも開けてくれ乗るようにいう。
「やや!こりゃいかん!やっぱり自分でもう一回正規のタクシー乗り場を確認しなければ!」と思い直す。

私「Wait! Wait! Wait! This place is Offical Taxi Place?」

流しのタクシー運ちゃん「Yes! Offical Taxi! Please!」

相手の目をじーーーーっと見定めやっぱこの目はだめだと思い
ちょっと電話してくるなどとよくわからない言い訳をしてその場を立ち去った。。
どうやら彼は正規のタクシー乗り場の手前でお客を待ち伏せし、後から高額な料金をぶんどるという噂の「流しのタクシー」その人でした。

いろんな人に聞きまくり(旅の恥はかきすて)なんとか白人家族の優しいサポートも受けつつ正規のタクシーに無事乗車する。しかしここでも油断は禁物。空港で目を付けられると集団でタクシーを囲み渋滞に巻き込まれたところで窓を割って荷物を奪おうとする荒手の手法もあるらしい。正規のタクシーの運転手のおじさんは適当に荷物を載せるのも手伝ってくれ、適当に後ろ乗ってと指差す程度。そのさりげなさがバッチグーだった。そして約50分かけて、ようやくモンルージュというパリのすぐ近くの町にあるアトリエに到着する。
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Eri Minami
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42
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女性
誕生日:
1982/09/24
職業:
絵描き
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写真
自己紹介:
2児の子をもつ絵描きです。日々のいろいろなことを徒然なるままにぽつりぽつりと書いていきます。
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