包んで持ってきた絵、しわになることもなくちゃんと張れた。
まあどうしても端はぴたりと合わせる事は難しく、あとは描いて微調整するつもり。
なんとか今日の目標はだいたいクリア。
までならば短い日記で済んだ。
が今日はまたびっくりなことが展開された。一人でも毎日何かしら起こるものである。
夕方(といっていいのかしら?)七時前(まだ日本の夏の夕刻5時頃くらいの明るさ)、昨日親切にしてくれたマダム(といってもお姉さん風)にお礼の小さなお菓子を手渡しにいく。するとえらく親近感をもってくれたようで、
「Come on Come on」と部屋へ招き入れてくれた。。。(突然ご自宅訪問始まる)
そこはなんともすてきなデザインハウスのようだった。
クリムトのポスター(貼ったけど落ちちゃったと見せてくれた)のよく似合う、
くすんだ深い茶系の色で統一されていて、とってもスタイリッシュなお部屋でびっくりした。
いやもちろんこのアトリエも雰囲気があって充分素敵なのだが、ここのお宅は同じアパートでないように感じるくらいだった。(インテリア系の雑誌に載ってそうなほど!)
ロゼの甘いグレープフルーツのお酒とちょっとしたつまみのスナック?を頂いた。
とってもおいしかった。
聞くとフランスでは7時から軽いお酒とか楽しんで、8時からディナーなんだって。
なるほど7時にカフェでみんなお茶してる訳だ。
(フランス人は何時から晩ご飯かずっと謎だったから。)
彼女の名はナジャ。モロッコ人。今は長ーい約2ヶ月間のバカンス休暇中。
ダンナさまはジュエリーブランドのディレクター(!←部屋の素敵さに納得)。ブルゴーニュ地方出身。
なんか突然お友達ができてしまった。
日本の伝統や、日本人の礼儀正しくきちっとしていること、とてもリスベクとしているとってくれてとっても誇らしかった。(ほんとに日本人、これを裏切らないようきちんとしないと!)
そして明日は夕食をご一緒することに。
ナジャはフレンチを作ってくれるって。私は日本の庶民の味、うどんすきを作ることになった。
ヒガシマル、うどんスープのもとの出番である!
ほんとはもっとすぐにいろんな食材が手に入ればいいのに。。。
そしたらちらし寿司とか食べてみてもらいたいんだけどなあ。ほんとのジャパニーズ寿司の味を
ナジャもそこらへんのジャポネーゼって書いてるレストランは全部シノワ(チャイニーズ)よって言ってた。
でもナジャにイタいところを突かれる。
あなたもっと英語勉強しなければならない!そうすれば全ての国の人々を友達になれるのに!って。。
はい、、すみません。。確かにもっとスムーズに話してみたかった。
PCの翻訳機能の助けを借りつつナジャとお話ししたのでした。
フジタ(の本今またちょこちょこと読んでいる)、真の国際人たるもの、
やはり語学はちゃんと学ばなければなりませんね。
英検2級どまり(しかも高校時代の話。。)ではダメネ、フジタ。(ユキ風)
突然の異文化交流に少々戸惑いつつも、めったにない機会だし、
一人で行くの怖かったエッフェル塔にも一緒に行ってくれる事になったし、
まさに災い転じて福となす。の一日でした。
※画像は今日パネル張りした縦長作品。