オランジュリー美術館に入るとすぐ
空港のように持ち物検査があってびっくりした。
まあそれだけの作品である。納得。
噂のパリミュージアムパスを勢いで4日券を買ってしまう。
これでこの日から4日連続町へ繰り出さなければならないことが決定。
56ユーロ。もとを取らなければ。
そしてオランジュリーの展示室へ。。
うっとりした。
水の音が聴こえてきそうだった。四方を睡蓮の絵に囲まれる。
昔本で見たときは額縁が重厚な金のものだったが、(2006年?だったかな)
建物も改装された際だろう、シンプルな茶色の木製っぽい額装になっていた。
天井からは自然光が入るような感じで白い布越しに柔らかな光が差し込んでいる。
でも想像以上の驚きはなかった。期待通りだった。
入った瞬間、あれ?直島?と思ってしまった。地中美術館のモネの部屋で受けた衝撃の方が大きかった。
調べてみると地中美術館のほうが設立が先である。(2004年)
まあオランジュリーの改装の為の休館期間は長いから建設の計画段階から考えると
参考にしたというとこはないのだろうけど。
でもやっぱり目指す雰囲気は同じ感覚を受けた。
もちろんモネの意思を直接の形で受け継いでいるのはこちらなんだろうけども。
しかし私の中では見せ方としては地中美術館に軍配が上がった。
どちらにせよ、モネの絵は何度見ても、勉強になる。
静かで、優しくて、大好きだ。
影の部分が本当に魅力的。深い緑、紫、赤、茶色、そして深い深い青。
地下の方にもユトリロやモディリアーニ、マチスなど同時期の作家の作品が展示されていて、とてもよかった。
画像はルノワール。(睡蓮の部屋はやっぱり撮影禁止だった)
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途中疲れたのでミネラルウォーターを買う。
私のとっさのひとこと英語フランス語ミックスランゲージ。。。
「ジュブドレ~ウォーター?」
まあこれでもちゃんとお水が買えるのでOKである。
時には日本語も交えつつ、少しの英語とフランス単語、そしてジェスチャーとハート!!
でなんとか乗り切っている。
オルセーも行った。いろいろ考え、感じたが長くなるので割愛。
夕方6時くらいに美術館をあとにしてまた紆余曲折を経て夜8時、暗くなる前に帰宅。
本当に疲れた。