さくら２

今また桜を描いてます。今度は５０号です。
相変わらず花が小さいのでちまちまと描くしかなく。
が、ゆえに　進んだ感　がなく焦ってしまいますが、、

夫から「ママの桜はなんかパパの思う桜とは違う。ママのは桜を描いてるんじゃない。」と言われ、
正直むっとしてしまいました。
でもなるほど今月号の月刊美術で中島千波先生の桜を見て納得したのです。
そうか　これが、本当の桜だと思いました。
はかなくて優しくて　千波先生の桜は、桜の本質をとらえてるんだと。
夫「そう、これだよ、これが桜」
私「。。。。うんそだね　うーん」うなったのでした。
もちろん日本画ということもあるんだろうけれども。
実際私の描く桜はなんか重い。（描き込み過ぎ？）
そうか、こういうことか、私は桜を描いてるんじゃなくて
桜の姿をかりて光とか時間とか、やっぱりそういうものを描こうとしているんだと再確認したのでした。
でもせっかく桜を描くならもっと本質的に桜に近づきたいなと思います。
鍛錬であるな　うん

本物の千波先生の桜の作品を見てみたい。

月刊美術１１月号

月刊美術の「巨匠への第一歩」という対談のコーナーにゲストでお招きいただきました。
よかったら見てやってくださいませ。

今

個展まであと数ヶ月、、

相当焦ってきましたが

家族って本当に有り難いなと思う今日この頃です。

つい先日まで、この個展、乗り切れるだろうかと、絶望感？でいっぱいになっていましたが、

実家の母、姉、夫、そして子どもたち、みんな励ましてくれ、ようやく

心機一転がんばろうと気力を取り戻しました。

ひと月５点。。（現在のスピードひと月１〜２点）それでもやっぱり不安ですがもうやりきるしかない。

できるよ　できる　やらねばならぬ

。。。

最近の日記　ひとりよがりの内容になってないでしょうか

それだけがちょっと心配。。

ここ一ヶ月間ほど考えて考えてして遂行に遂行を重ねて先日のさくらシリーズの作品解説のつもりだったのですが、、、

恥じるな日本人！

でもある一つの世界観を作品の中に作り上げなければならないわけですから

作家たるもの多少のナルシティズムは必要と思います。

というかそれがなければ成立しないきっと

さあ今日も描く

SOMA

ロックバンド　くるりの「坩堝の電圧」というアルバムがでました。

私は１０年越しのくるりファンです。

最近の制作中のバックミュージックはこればっかりです。

Vo岸田繁も震災の影響を大きく受けた音楽家のひとりのようです。

アルバムの中に入っているSOMAという曲はまさに福島の相馬のことを歌っていますが、

だれにでも共通する大事な大事な故郷への想いが伝わってくる曲です。（と私は理解したのですが）

あの美しい故郷に帰りたいのに帰れないという言葉にできないせつなさといっていいのか無念さというのか。。

本当に名曲だなと思います。空を見上げたくなる曲です。

あの二紀に出すさくらの作品、これをバックに観てほしいなあなんて思ったり。。

まあもちろん私の独演会？じゃないので無理なんですけど

もし観てくださる方でくるりをご存知の方、ぜひ頭の中でこの曲を流してみてほしいです、、

でも音楽家がうらやましくなる。やっぱり「音」という発進力は抜群だから。

絵描きはまずその絵がある場所に見にきてもらわないといけない。

HPで画像をアップしてももちろん観てもらえるけど、

やっぱり生の作品を観てもらいたい。

そんなわけでお近くのかた、ぜひよろしければ二紀展お越し下さいませ。